非ITが独学のみで応用情報技術者試験に挑む! その1
どうも
名もなきゆとりです。
私の仕事は非ITであり、仕事でパソコンを使うといっても、マイクロソフト社のWord、Excel、パワポを使うぐらいでプログラミングを行ったりはしません。
また、私自身そこまでパソコンに詳しいわけではありません。
ExcelのVBAはほぼ扱えませんし、Excelの関数もそこまで使いこなせません。
ただ、そんな私でもなんとか基本情報技術者試験には合格することができました。
(CBT方式になって、最初の試験で合格しました。わかる人にはわかると思いますが、CBT方式かつ最初の試験だったからこそ、合格できたと思います。)
そこで、調子に乗って応用情報技術者試験にチャレンジしようと思いました。
応用情報技術者試験とは
IT系の国家資格で有名なものといえば、情報処理推進機構(IPA)が行っている情報処理技術者試験が挙げられます。
この試験は区分分けされており、前回合格した基本情報技術者(FE)の次に受けるべきとされているのが、応用情報技術者(AP)試験です。
しかし、FEを受けずにAPを受けることが可能であり、実際にそのようにしている人も多いみたいです。
なぜ基本を飛ばし、応用を受けるのか
これにはFEとAPで問われる能力が異なるためだといえます。
試験内容として、FEとAPどちらとも午前試験と午後試験の両方で合格基準を満たす必要があります。問題を解いている感覚として、午前試験の難易度はほとんど同じだと感じています。マークシート方式で四肢択一なので、何度も過去問を繰り返し解けばいけそうな感じです。
問題は午後試験です。午後試験について、FEはプログラマー向きの出題が多く、アルゴリズム、プログラミング言語の深い理解が必須です。一方、APはマネジメント、コンサル向きの出題が多く、アルゴリズム、プログラミング言語を深く理解していなくても、合格できてしまいます。
つまり、非IT系でも仕事をする中でマネジメントやコンサルを行っている人であれば、APの方がとっつきやすいみたいです。
また、FEはそこまで権威がなく、CBT方式になったことで、FE取得の難易度は下がり、FEを取得してもすごいとはならなくなっているように感じます。一方、APはペーパー試験であり、合格すれば他の国家資格試験の科目の一部免除が認められるため、権威は比較的高く、非IT系でも取得している人が多いと思います。実は私もそれが目当てで取っておいて損はないかなと思い、受験を決意しました。
FEとAPについて、詳しく知りたい方は下記をご参照ください。
さらにAPの上にも上位の区分があるのですが、それは非IT系には難しそうなのに加え、他の国家資格の科目の一部免除のメリットでいうと、APまでで十分なため、さらに上位の区分は受けないと思います。
次回は応用情報技術者試験の出題内容について、書き連ねていこうと思います。
では、また次回!( ´ ▽ ` )
1ヶ月で2つの国家資格試験(危険物甲種、消防設備士乙6)に合格した話(3)
どうも
名もなきゆとりです。
今日は危険物取扱者甲種の合格体験記を書いていこうと思います。
危険物取扱者とは
危険物取扱者とは、消防設備士と同様、一般社団法人 消防試験研究センターが行なっている試験で、一定数量以上の危険物を貯蔵または取り扱う施設では危険物取扱者を置く義務があります。
有名なのは危険物取扱者乙種第4類(通称 乙4)だと思います。乙4はガソリン等を扱うのに必要なため、ガソリンスタンドのアルバイトをする際に持っていると重宝される資格です。
ただ、ガソリン以外にも危険物は存在し、乙種は第1類(乙1)から第6類(乙6)に分かれています。乙4はそのうち、ガソリン類などのみが扱えますが、私が取得した甲種は先ほどの6種類全てが取り扱える上位資格です。乙種を全て揃えるには複数回試験に合格必要がありますが、甲種は一回試験に合格すれば、全てがカバーでき、コスパが非常に良いです。
じゃあ、乙種を受けずに甲種を受ければいいのかというと、そうとは言い切れません。理由としては以下の2つが挙げられます。
受験資格が必要
乙種は誰でも受験することができますが、甲種は誰でも受けることはできません。そう、受験資格を満たすことが必要です。
受験資格を得るためには4つの方法があります。詳しくは下記を参照してください。
私は『大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者』に該当し、受験資格を満たしていたので、乙種は受けずに、いきなり甲種を受験しました。
もし、大学の卒業学部が化学系でなかったり、大学で化学系の授業を受けてなかった場合は、乙種を4種類取得する必要があります。試験を4回も受けた後にさらに甲種も受けるとなると心が折れるという方は、放送大学等の通信制大学で化学系の授業科目を15単位以上取得するという方法もあります。ちなみに卒業する必要はありません。15単位さえ取っておけば、甲種の受験資格を得ることができます。
甲種は乙1から乙6の範囲が広く浅く出題される
甲種は前述した通り、乙1から乙6が全て扱えます。そうするためにはもちろん、甲種の試験の出題範囲は乙1から乙6の全てです。単純計算で、乙種の6倍のボリュームになります。甲種は乙種よりも難しいと言えます。甲種の受験資格を満たしていても、化学が不得意な方は乙種から挑戦してみるのも良いかもしれません。
勉強方法
使用した参考書
使用した参考書は以下のものです。この『甲種 危険物取扱者試験 2021年版』を2から3周し、何度も問題を解きました。
使用したコンテンツ
また、どうしても覚えられない数字などがあったため、YouTubeの『けみちるちゃんねる』を視聴し、記憶の定着を図りました。語呂合わせ等も紹介されており、非常に役に立ちました。
消防設備士乙6を受けた2週間後に危険物取扱者甲種の試験を受けるという非常にタイトなスケジュールであったため、問題を解く、動画を見るをひたすら繰り返しました。試験本番では、消防設備士乙6の試験範囲でもあった粉末消火器の成分が出題されていたため、消防設備士乙6を勉強した後に危険物取扱者を受けるのは効率的かもしれません。
試験結果
試験は、危険物に関する法令(法令)が15問、物理学及び化学(物理・化学)が10問、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性質・消火)が20問出題され、それぞれの科目の正答率が60%以上で合格です。
私の試験結果は以下の通りでした。
法令 66%
物理・化学 80%
性質・消火 75%
結構ギリギリでした…。なんとか合格してよかったです。法令は暗記するのに苦労しました…。物理・化学は高校レベルで簡単でした。性質・消火は『けみちるチャンネル』の語呂合わせでなんとか凌ぎました。
まとめ
今回は、消防設備士乙6と危険物取扱者甲種の合格体験記を3回に分けて書かせていただきました。参考になれば幸いです。両資格とも過去問を繰り返し解き、プラスアルファとして、YouTubeやインターネットを活用すれば、コスパ良く合格できる資格だと感じました。
今後もさまざまな資格に挑戦していく予定です。
それでは、また次回!( ´ ▽ ` )
1ヶ月で2つの国家資格試験(危険物甲種、消防設備士乙6)に合格した話(2)
どうも
名もなきゆとりです。
今回は前回の続きということで、消防設備士乙6について書いていこうと思います。
消防設備士とは
概要
消防設備士とは簡単に言うと、消防設備を工事、整備、点検するのに必要な資格です。
消防設備士には甲種と乙種があり、甲種は工事、整備、点検が行える一方、乙種は整備、点検のみ行うことができます。
また、扱える消防設備が類別に分かれており、甲種には第1類から第5類まで、乙種には甲種と同じ第1類から第5類に加え、第6類と第7類があります。
詳細は下記のページを御覧ください。
今回、私が挑戦したのは乙種の第6類(乙6)であり、扱える消防設備は消火器となっています。
消防設備士乙6について
乙6を取得すると消火器の整備、点検が行えます。私自身、消火器のみの乙6は簡単だろうと思っていましたが、実際に問題集を開いてみると、見たことのないデカイ消火器や二酸化炭素を使った消火器など、いろいろな種類の消火器があり、火事の種類によって消火器を使い分ける必要があると初めて知りました。
試験内容としては、筆記と実技に分けられます。筆記は消防関係法令(法令)が10問、機械に関する基礎的知識(基礎知識)が5問、消火器の構造・機能及び点検・整備(構造・機能)が15問の計30問で、四肢択一式です。実技は実際に消火器の点検を試験会場で行うというものではなく、こちらもペーパー試験となっています。内容は、「写真・イラスト・図面等による記述式」となっています。
合格には筆記合格と実技合格の両方が必要です。筆記合格には各科目40%以上、全体で60%以上の正解率が必要で、実技合格には60%以上の正解率が必要です。
勉強方法
参考書を1冊買い、2〜3周しました。使用した参考書は以下のものです。
これを購入した理由としては、①テキスト、過去問、解説がこの1冊にまとめられていたこと、②過去問の数が比較的多かったこと、③アマゾンレビューでこのテキスト内の過去問と同じような問題が本番でもよく出題されていたと記載されていた、などが挙げられます。
これ以外の参考書は使用していません。実技の問題でイメージがしづらいものについてはインターネットで消火器の写真などを調べたりしました。
合格時の得点
2021年11月に受験し、結果としては、
筆記試験 法令80%、基礎知識100%、構造・機能93%
実技試験 66%
という内容でした。
筆記試験については、手応え通りといった感じでしたが、実技試験については、初見の問題があり、本番では結構焦りました。部分点ねらいで記述したことが功を奏したのか、なんとか合格基準の60%を超えることができました。安定して合格をねらうのであれば、実技試験用の問題集などで実技試験の対策を念入りにするのがいいと感じました。
最後に
消防設備士乙6を勉強する上で、自分が今まで知らなかった知識を知ることができ、非常に面白かった反面、法令など興味のない部分は暗記するのが結構しんどかったです。その気になれば、消防設備士甲4も取得したいなと考えています。
あと消防設備士乙6の知識が危険物取扱者甲種の本番試験にも出題されていたため、勉強しておいてよかったです。これについては次回の危険物取扱者甲種で書こうと思います。
では、また次回!(・∀・)
1ヶ月で2つの国家資格試験(危険物甲種、消防設備士乙6)に合格した話(1)
どうも
名もなきゆとりです。
先日、危険物取扱者甲種と消防設備士乙6に合格したため、その話を書き連ねたいと思います。これらは一般財団法人 消防試験研究センターが各都道府県ごとに試験を行うため、受けるところで試験日程は異なります。
まずはじめに、危険物取扱者甲種は誰でも受けられるものではなく、受験資格が必要です。
私は学科名が化学に関するものに直結するものではなかったので、「大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者」ということで、乙種を受験することなく、甲種を受験する資格がありましたので、甲種をいきなり受験しました。
一方、消防設備士乙6は誰でも受験することができます。これは消火器に関する知識が問われます。
試験の日程としては消防設備士乙6の2週間後に危険物取扱者甲種を受けるというタイトなスケジュールでした。危険物取扱者甲種の前哨戦という位置づけでなんとなく消防設備士乙6を受けようと軽い気持ちで受験しました。
勉強スケジュールは、受験2週間前ほどから過去問題集を解き始め、わからなかったところは2回ないし3回ほど繰り返し解きました。つまり、まとめると、消防設備士乙6を2週間前から勉強し、受験が終わった後、すぐに危険物取扱者甲種の勉強を始めたということです。今思えば、かなり無謀だったと思います(汗)
結果的に両方とも合格してよかったです。
次回は、消防設備士乙6について詳しく書きたいと思います。
では、また次回!(・∀・)
投稿をサボり、もう11月…
どうも。
名もなきゆとりです。
気づけばもう11月…。
早いものですね。
今後もゆるりと投稿していこうと思います。
明日からは今取り組んでいることについて、発信していきたいと思います。
ではまた次回!(・∀・)
【読書感想文_#1】日本の教育はダメじゃない
どうも
名もなきゆとりです。
今回は「日本の教育はダメじゃない」という本を読んだので、
その感想などを少し書きたいと思います。
読んだ本↓
概要
この本は小松光氏とジェルミー・ラブリー氏の共著で、お互いに違う視点を持った二人が7〜8年もの長い期間の議論を通じて、お互いの観点を共有しあい、その長い議論で得たものをもとに書かれています。
国際比較のデータをもとに日本の教育を問い直そうとしており、深い問題にはあまり突っ込まずに、データをもとに考えると日本の教育は本当はダメじゃないというのを読者に訴えかけています。
章立てとしては、
Ⅰ 日本教育の通説を疑う
Ⅱ 日本教育を壊さないために
となっており、Ⅰでは、日本教育でよく言われている問題点が大きく14つ挙げてあります。
例えば、日本教育では問題解決能力が身につかないであるとか、昔に比べて学力が低下しているといったことから、日本の子供は学校が楽しくなく、いじめが多いといったところまで、メディア等が多く取り上げている日本教育の問題点を挙げ、それに対して、国際比較のデータを用いて反論しています。ただ、現在行っている政策を真っ向から否定するのではなく、あくまでデータから読み取れることをもとに、国際的に見て、日本はこの立ち位置にいますよ、日本は他国に比べてそこまで劣っていないですよということを示しています。本の中でも誤解を招かないように日本が他国から学ぶところはあると著者は述べています。
Ⅱでは、提案という形で意見が述べられており、Ⅰで示した日本教育は国際的に見て非常に良いということを再度読者に訴えるとともに、メディア等が発信する情報をもとに政策を考えたりせず、データをもとに政策を考えたほうがいいと主張しています。
また、保護者や学校の先生に対しても、日本教育が悪いと思い込まず、まずは落ち着いてデータをもとに考えましょうといったことが書かれています。
感想
この本を読んだ感想として、この本が訴えることを一言で表すなら、
『クリティカル・シンキングを持とう』
だと感じました。
クリティカル・シンキングは批判的思考と訳されますが、簡単に言うと、
『常識を疑え』であると私は考えます。
世の中は多くの「当たり前」で溢れています。
この本では、日本教育ということに焦点を当て、私たちが「当たり前」だと思っていたことに対して、多くの問いかけがなされています。
この考え方は、日本教育だけでなく、色々な事柄を考えるときに重要です。
世の中の「当たり前」を「当たり前」として受け取るのは怖いことだよと訴えているように感じました。
難しい言葉はあまり使われておらず、スラスラと読めました。
みなさんもぜひ読んでみてください。