ゆとりの背伸び

ゆとり教育にどっぷり漬かった人間の奮闘記

1ヶ月で2つの国家資格試験(危険物甲種、消防設備士乙6)に合格した話(3)

どうも

名もなきゆとりです。

 

今日は危険物取扱者甲種の合格体験記を書いていこうと思います。

 

危険物取扱者とは

 危険物取扱者とは、消防設備士と同様、一般社団法人 消防試験研究センターが行なっている試験で、一定数量以上の危険物を貯蔵または取り扱う施設では危険物取扱者を置く義務があります。

 有名なのは危険物取扱者乙種第4類(通称 乙4)だと思います。乙4はガソリン等を扱うのに必要なため、ガソリンスタンドのアルバイトをする際に持っていると重宝される資格です。

 ただ、ガソリン以外にも危険物は存在し、乙種は第1類(乙1)から第6類(乙6)に分かれています。乙4はそのうち、ガソリン類などのみが扱えますが、私が取得した甲種は先ほどの6種類全てが取り扱える上位資格です。乙種を全て揃えるには複数回試験に合格必要がありますが、甲種は一回試験に合格すれば、全てがカバーでき、コスパが非常に良いです。

 じゃあ、乙種を受けずに甲種を受ければいいのかというと、そうとは言い切れません。理由としては以下の2つが挙げられます。

受験資格が必要

 乙種は誰でも受験することができますが、甲種は誰でも受けることはできません。そう、受験資格を満たすことが必要です。

 受験資格を得るためには4つの方法があります。詳しくは下記を参照してください。

 

www.shoubo-shiken.or.jp

 

 私は『大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者』に該当し、受験資格を満たしていたので、乙種は受けずに、いきなり甲種を受験しました。

 もし、大学の卒業学部が化学系でなかったり、大学で化学系の授業を受けてなかった場合は、乙種を4種類取得する必要があります。試験を4回も受けた後にさらに甲種も受けるとなると心が折れるという方は、放送大学等の通信制大学で化学系の授業科目を15単位以上取得するという方法もあります。ちなみに卒業する必要はありません。15単位さえ取っておけば、甲種の受験資格を得ることができます。

 

甲種は乙1から乙6の範囲が広く浅く出題される

 甲種は前述した通り、乙1から乙6が全て扱えます。そうするためにはもちろん、甲種の試験の出題範囲は乙1から乙6の全てです。単純計算で、乙種の6倍のボリュームになります。甲種は乙種よりも難しいと言えます。甲種の受験資格を満たしていても、化学が不得意な方は乙種から挑戦してみるのも良いかもしれません。

 

勉強方法

使用した参考書

 使用した参考書は以下のものです。この『甲種 危険物取扱者試験 2021年版』を2から3周し、何度も問題を解きました。

www.amazon.co.jp

 

使用したコンテンツ

 また、どうしても覚えられない数字などがあったため、YouTubeの『けみちるちゃんねる』を視聴し、記憶の定着を図りました。語呂合わせ等も紹介されており、非常に役に立ちました。

www.youtube.com

 

 消防設備士乙6を受けた2週間後に危険物取扱者甲種の試験を受けるという非常にタイトなスケジュールであったため、問題を解く、動画を見るをひたすら繰り返しました。試験本番では、消防設備士乙6の試験範囲でもあった粉末消火器の成分が出題されていたため、消防設備士乙6を勉強した後に危険物取扱者を受けるのは効率的かもしれません。

 

試験結果

 試験は、危険物に関する法令(法令)が15問、物理学及び化学(物理・化学)が10問、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性質・消火)が20問出題され、それぞれの科目の正答率が60%以上で合格です。

 私の試験結果は以下の通りでした。

 

 法令 66%

 物理・化学 80%

 性質・消火 75%

 

 結構ギリギリでした…。なんとか合格してよかったです。法令は暗記するのに苦労しました…。物理・化学は高校レベルで簡単でした。性質・消火は『けみちるチャンネル』の語呂合わせでなんとか凌ぎました。

 

まとめ

 今回は、消防設備士乙6と危険物取扱者甲種の合格体験記を3回に分けて書かせていただきました。参考になれば幸いです。両資格とも過去問を繰り返し解き、プラスアルファとして、YouTubeやインターネットを活用すれば、コスパ良く合格できる資格だと感じました。

 今後もさまざまな資格に挑戦していく予定です。

 

それでは、また次回!( ´ ▽ ` )